2013年3月25日

ハロワーク、非正規職員2200人を解雇へ ハロワで職を紹介しながらハロワで職を探すシュールな状態を余儀なくされる

東京新聞の記事より
http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/CK2013032202000174.html

> 雇用の安定を目指すはずのハローワーク(公共職業安定所)で、相談員などとして全国で働く非正規職員のうち、約一割に当たる2200人が、この三月末で職を失う。
突然「雇い止め」を告げられた職員たちは、業務で失業者の相談に乗りつつ、自らも勤務時間外や休暇に職を探す事態となっている
>四月以降、窓口が混乱しないか懸念する声も上がる。

>東海地方のハローワークで、受け付け業務を担う非正規職員の五十代女性は
二月下旬に突然、上司から「任期の更新はしない」と言われた

>職に就いて三年半。雇用保険の給付や職業紹介、訓練など、多種多様な制度への理解をようやく深めたところだった。

今は土曜日に開いているハローワークの窓口で、仕事を探している


> 厚生労働省によると、2012年度の全国のハローワークの職員は3万1765人。
>うち、非正規職員が2万176人と全体の63・5%を占める。
>部署によっては、正規職員の十倍以上の非正規職員がおり、主なサービスの担い手となっている。

> 2008年度は1万221人だった非正規職員は、リーマン・ショック後の2009年度に一気に1万7870人にまで増員。
>2011年の東日本大震災後も増やされた。

> 2013年度は約2200人減の1万8000人程度に絞り込まれる見込みだ。
>同省の担当者は「リーマン・ショックと東日本大震災で増えた業務量も落ち着いてきており、財務省の査定も厳しくなっている」と説明。
>減員分は業務の簡素化などで対応するという。

> 減らされる現場からは不安の声も。
>ある正規職員は「職場が回るかどうか。利用者に迷惑を掛けるかもしれない」と話す。


参照記事 まとめブログへのリンク(2chの反応)
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1755710.html

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うーん・・・非正規雇用と正社員の格差って本当どうにかならないものでしょうか。

一番不公平だと思うのが、退職金。そしてボーナス。
非正規社員にはその分多くの賃金を払ってるよ、という会社はそうそう無いと思います。

非正規雇用を雇い止めしても退職金を払う必要が無いという事が、とても大きい格差だと思うんです。
正社員を辞めさせる為には大金が必要。
一方、非正規雇用は原則一ヶ月以上前に雇い止め宣告をすれば良いだけ。
その差は歴然です。

だから、正規雇用しなければいけなくなる年数が来る前に解雇するという会社も多いんじゃないでしょうか。
特に作業が覚えやすければ覚えやすいほど簡単に首を切れます。
新人育成に時間が掛からなければ、大幅に人件費を削減できるでしょうからね。

でも調べてみると、退職金って正社員に絶対払わなくてはいけない物じゃないらしいですね。
会社側が退職金制度や退職金規程さえ作らなければ払わなくても良いそうですよ。
少しも出さないと格好悪いですが、金額をとても少なくしちゃっても良いんじゃないでしょうか。

高度経済成長の、負の遺産ってやつなんですかねぇ

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