2013年3月18日

アンケートで「人形が怖い」との意見から被爆再現の人形撤去の方針…原爆資料館

中国新聞の記事
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201303150043.html

> 広島市は14日、原爆資料館(中区)に展示している、やけどを負った被爆者の姿を再現したプラスチック人形を2016年度にも撤去する方針を示した
>印象が強く、広く知られた人形の撤去について、来館者たちの受け止めが分かれた。

> 人形は女性、女学生、男児を模した3体。焼けただれた皮膚で、がれきの中をさまよう
>先代のろう人形を1973年から展示し、91年に現在の人形に替えた。

> この日、市議会予算特別委員会で議題に上った。
>委員の一人が「旅行代理店のアンケートに、人形が怖いとの意見があった」と指摘。
>石田芳文・被爆体験継承担当課長は「本館リニューアル後は、展示しない方向で検討している」と述べた。
>本館は16~17年度に改修を計画している。

> 撤去方針の背景には、館内の展示見直しを議論してきた有識者の検討委員会が2010年にまとめた基本方針がある。
被爆者の遺品や瓦など実物の展示を重視する内容で、具体的な展示プランは今月中に決める

> 平和学習に訪れた広島の子どもが後々まで、人形に脅えた経験を語る姿は珍しくない。

>14日に訪れた埼玉県所沢市の中里三代子さん(77)は「被爆の実態を伝えるためには、この人形は必要だ」と撤去を惜しむ。
>山梨県都留市の大学生東将太郎さん(19)は「写真や遺品など実物の方が胸に迫る。作り物はいらない」と話していた。


参照記事 まとめブログへのリンク(2chの反応)
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1754786.html

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私は残すべきだと思う派。
実物重視だ作り物はいらない、といえども、だからといって焼け爛れた人を用意できるわけなどないですし、写真も残っているはずありませんよね。
文章だけでは情景や怖さは伝わり難いじゃないですか。ビジュアルで訴えかけることに大きな意味があると思うんです。

見たくないと目を背けることは大いに結構な事ですが、
再現の場を無くしてしまう事は、学ぼうと訪れてくれた人達に、こういった情景があったという事自体が認知されなくなる可能性が上がるのではないかと危惧します。

歴史を残していく場所だからこそ、怖い人形であっても辛い過去の現実を伝えていく場として残していって欲しいんですけどね。

再現スペースを順路から隔離して、全員が見なくても済むようにさえすれば問題ないのではと思うのですが。
規模が縮小されて置くスペースがないとか予算が捻出できないっていう理由なら仕方ないと思えるんですけどねぇ。

今ならまだ考え直せませんか?
twitterなどで反響も大きかったわけですし今一度、残す方向でも検討していただけないものでしょうか。

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