2012年8月30日

学生が救急車を要請→119番「タクシーとかで行きますか?」 学生「あ…はい」→自宅で死亡 母親、1000万円請求へ

YOMIURI OLINEの記事
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news/20120828-OYT8T01378.htm

> 山形市で昨年10月、山形大2年大久保祐映(ゆうは)さん(当時19歳)が死亡したのは、119番通報を受けたにもかかわらず、市側が救急車を出動させなかったためだと遺族が訴えている問題

> この問題への市側の説明が不十分だとして、市議会はこの日、全員協議会を開いて、市川昭男市長らから改めて説明を受けた。質疑では、救急車出動の判断基準に関連した質問が相次いだ。

> 大久保さんの通報については、意識と呼吸については、自分で通報したことから問題ないと判断。
>「自分で歩けるの」という職員の問いかけに、大久保さんは「はい」と答えたが、「吐いてしまった」とも伝えていた。出血や打撲の有無に関しては、職員は質問しなかった

> 武田消防長は「職員は、(大久保さんが)自分で動けると判断し、タクシーで行くと言ったため、本人の同意の下、救急車を出動させなかった。市の対応に過失はない」と主張した。

> 訴訟の第1回口頭弁論は10月9日、山形地裁で開かれる。


参照記事 まとめブログへのリンク(2chの反応)
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1728054.html

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救急車が来ていれば、命は助かったかもしれません。
何ともいたたまれない話です。
しかし、それは必ずしもイコールではないという事は重要なポイントです。

世間の反応としては、
酷い、朦朧としてそうだったのに、再発を防止しなきゃ、などが多いのですが。
私は公開されている実際の音声を聞いてみた感じ、
救急隊の判断は悪くはなかったと思いました。

死にそうだったんだと思って聞くと凄く朦朧としていそうだと捉えられますが、
本人がはっきりとタクシーに同意し、メモを取りに動き、納得して電話を終えています。
回答がちぐはぐな部分もありましたが、肝心な部分では少しも疑問を挟まずはっきり同意し行動していた事には間違いありません。
この応対及び救急車が来なかったことが直接死に繋がったと言うのは少し横暴である気がします。
(ただし訴えを起こした事自体は、世間への認知や救急のあり方への疑問を呈す、とても意味のある行動だと思います)

自分を過信して早く病院に行かずに動けなくなって死んでしまった人と同じ、と考えるのが妥当なのではと思いました。

しかし理想としては、精神面の異常もありそうかなどもしっかり考慮に入れ、もう少し具体的な現状を突き詰めて質問していれば、極めて危ない状態だと気付けたかもしれませんし、
待機救急車に余裕があったのならば、せめてもう一度、救急車を使った方が良いかと確認して欲しかったです。
今後はその辺りのマニュアルをしっかり改善していただきたいものです。

やっぱり諸外国のように、救急車を有料にするべきなのかもしれませんが、そこで来る物拒まずにされてしまうと、堂々と病院で優遇対応が受けれるタクシー代わりに利用する人が出るでしょうし、
かといって料金を高くすると負担が増え、貧富の差で対応に大きく影響を受けてしまったり、第三者の判断が難しくなり呼び渋りで手遅れになる人が確実に増えそうです。
有料になっても、緊急度合いを判断してくれる人は必要なんですよね。

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